肩こりは、肩周囲の筋肉が硬くなり血行不良となることで、痛みやだるさを引き起こします。

ある調査では、腰痛と並んで国民病とも呼ばれるほど多くの方が悩んでいます。
普段テレビや雑誌などで体操やグッズなど肩こり解消法を目にすることも多いのではないでしょうか。

しかし、肩こりの中には内臓の疾患からくる場合や、首から出る神経の圧迫が原因となる場合など、肩以外に原因があることも少なくありません。必ずしも肩を揉めばよくなるとは限らないのです。

ここでは肩こりの原因やどのような治療方法があるか、解説していきます。

肩こりの原因で大きく考えられるのは姿勢です。特にデスクワークやスマートフォン、運転などで同じ姿勢を長時間していたり、下を向いたり体が丸まったような姿勢がクセになってしまっていると慢性的に肩こりを感じるようになります。
しかし、肩こりを感じるのはそれだけではありません。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など首からの神経の影響で肩こりが起こる場合もあり、必ずしも肩も血流を良くすれば改善していくわけではありません。また、心臓の病気からも肩こりを感じることがあるため、しっかりと鑑別をしていく必要があります。

肩こりの対処方法は非常に多く、今まで色々な方法を試してきたという方もいらっしゃるかと思います。
具体的には体操やストレッチなど体を動かして血流をよくしたり、お風呂やマッサージ、鍼など外からの刺激で血流を改善させるなどの方法があります。

個人差はありますが、どれも肩周りの血流をよくするにはいい方法です。
しかし、なかなかいい状態を保つことができないという声を耳にすることが多く、どうしても症状の繰り返しになりやすいと考えられます。

いくら肩回りの血流がよくなっても、よくない習慣やクセが変わらなければすぐに元の状態に戻ってしまいます。
症状を繰り返さないようにするためには、原因に対してしっかりアプローチしていくことが大切です。

先程も述べた通り、肩こりは姿勢が大きく関わりますが、実はそれだけではありません。
当院では、姿勢の写真に加え体の状態を知るための検査やストレスチェックなどを行って肩こりの原因を多角的に調べていきます。